過失相殺

過失相殺について

投稿日:2017年9月8日 更新日:

交通事故では過失割合に基づいて、被害者側が加害者側に損害賠償請求をすることになるのですが、事故の状況によっては被害者側にも過失が認められることもあり、その分、損害賠償額が減少することになります。このように、加害者側と被害者側で損害賠償額を調整することを過失相殺と言います。

過失相殺が適用されるケース

過失相殺が適用される交通事故は、加害者側に責任があると同時に、被害者側にも責任が生じるケースがあります。そのため、100%加害者側への過失割合が基本となる事故に対しては適用されません。例えば、加害者側80%、被害者側20%の過失割合などのケースが該当します。

過失相殺の計算式

過失相殺の適用後の損害額は、すべての損害額×(100%-自身の過失割合)にて、算出されます。

仮に、被害者のすべての損害額が5000万円で、加害者の過失割合が80%、被害者の過失割合が20%だった場合、5000万円×(100%-20%)=4000万円となります。

過失相殺の決まり方

過失相殺は、交通事故が起きた際の警察による「実況見分調書」と呼ばれる書類が基になって決まります。

実況見分調書には、事故の状況が事細かに記載されており、例えば加害者側の車がどの方向から来て被害者や被害者の車に衝突したのか?ということや、信号などの周囲の状況、事故当時の車の速度などをしっかりと調査した後にまとめられています。

その後は、加害者側の保険会社が、実況見分調書や過去の似たような交通事故判例などを参考にして、適切と思われる過失割合(過失相殺)を決定します。

当サイトは下記ページを参考にさせていただきました。
交通事故被害を弁護士に相談すべき理由と「慰謝料が増額するしくみ」を解説

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